米沢,松阪、但馬牛〜♪
三大和牛、って言うじゃなあーい?
ほんまは「モリヤマ牛」のほうが旨いんですからっ!
残念っ!
「ほんまにええ牛は、そんなにようけおるかいっ」斬り!!
…いやいや、冗談はさておいて。(←半分まじだけど。)
よく地域ブランドを引き合いに出して、「○○牛が最高!」とか「いやいや××牛の方が。」とか言うてますよね?同業者でも、そーゆーことをウリにしてるショップも多いです。(僕は内心「バカなことやってるなぁ」と思ってるんだけど。)だって一般消費者にもわかりやすいからね、地域ブランドは。
地域ブランドの規定はいろいろあるけれど、ほとんど肥育地域と品種(黒毛和種とか日本短角種とか)と格付け(歩留まり等級をA〜Cまでの三段階、肉質等級を1〜5までの5段階で判定)で決まる。平たく言えば、「○○というエリアで肥育した」「▲▲種の牛で」「品質基準が@@以上」の牛、というもの。
たとえば神戸ビーフだと
「兵庫県産で」
「但馬牛(但馬地方産の黒毛和種)の処女牛または去勢牛で」
「格付けランクA5,B5およびA4.B4の一部」
さらに「兵庫県内の食肉センターから出荷されたもの」
品種や格付けはともかく、地域差ははっきり言って味に関係ないと言っていい。同じ格付けの同じ部位を同様に調理して、目隠しテストで神戸ビーフと松阪牛(共に黒毛和種)を判別できるヒトなんていないってば。(きっぱり。)
僕の経験からいえば「地域」=エリアというより。むしろ「水」や「餌」、気候条件を含む「肥育環境」の方が肉質に及ぼす影響ははるかに大きい。一定レベル以上になれば和牛の能力で最も注目に値するのはその牛の「個体差」であって、「地域」という行政的な枠組みを基準に和牛を判断してしまうのはナンセンスだと思うのだ。
「地域差」なんてほとんど意味ない。極端な言い方をすれば、僕は讃岐牛(香川県産)にすらそれほどこだわっていない。僕は安全で高品質な牛肉をお客様に提供できればいい。ただ僕が自ら生産地まで赴き、自分の目ですべて(餌、水。肥育環境、牛の素性や健康状態etc)を確認した上で納得した和牛のみを仕入れ、お客様に自信と責任を持って提供することができるのが讃岐牛だ、ということだ。
さらに格付けが高ランクだからといって美味しいとは限らない。派手な霜降りが必ずしも旨いワケじゃないんだわ。
長々と書いてきて、一体何が言いたいか?と申しますと、「格付けがある程度のレベル以上になると、あとは牛の品質は個体差に左右される」ということ。だから、一定以上の高レベルの和牛を扱う職人には「微妙な和牛の個体差を見分けられる見識眼」や「ケース・バイ・ケースで(調理法とか部位とか)ベストな状態の商品を提供できる熟成加工技術」が求められる、ってこと。
「モリヤマ牛」
ひとりでやる、ということ。
すべての和牛は僕が選別し、すべての商品には僕の包丁が入っています★ |